つれづれっぽく読書雑記~気ままにブックレビュー

2006年06月04日に書いたページ。日ごろから雑多に読んでいる本・書籍について、読書感想文とか雑記とか、つれづれ気ままに書評・ブックレビューを記していきます。

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2006年06月04日

「チーム・バチスタの栄光」海堂尊

 東城大学病院で手術成功率100%を誇ってきた“チーム・バチスタ”。心臓移植の代替の「バチスタ手術」を行うチームだ。
 しかし3例の術中死が続き、病院長は若手講師に原因解明を託す。ミスか、殺人か。謎は深まる。
 そこへ破天荒な役人が厚生労働省から乗り込んできた。二人三脚の探偵は病院を混乱に巻き込みながらも、見事に謎を解く。
 面白い。現役医師の手になるだけに、医療現場のリアリティにあふれている。それだけでワクワクしてくる。
 単なるミステリーとしては、奇抜さがない感じだが、田口と白鳥・二人のキャラクターが発する魅力は、それを補ってあまりある。

「天国の扉」沢木冬吾

 名雲修作は、自宅が放火されて妹が焼死したことに責任を感じ、10年来、流浪の旅に出る。だが突然拉致され、監禁中に、ある殺人事件の犯人に仕立て上げられてしまう。
 脱出したものの、指名手配の身の上となり、自首すれば弟を殺すとの脅迫が。蟻地獄のような状況に立ち向かう修作だが、二重三重のワナが巧妙に仕掛けられていた。
 サスペンス風味だけど、火事で崩壊した家族の絆の再生のドラマとして読むと味わい深いものがある。
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etacky エタッキー
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 若干、活字中毒気味。
 ただし読書速度は速くはないので、気ままに読み進めています。
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