つれづれっぽく読書雑記~気ままにブックレビュー

「気ままに書評・ブックレビュー」のカテゴリーページ。
日ごろから雑多に読んでいる本・書籍について、読書感想文とか雑記とか、つれづれ気ままに書評・ブックレビューを記していきます。

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2006年08月24日

「語り伝えよ、子どもたちに」S・ブルッフフェルド/P・A・レヴィーン/中村綾乃

 戦争を知らない世代のためにスウェーデンで刊行された叢書の一冊。
 ナチスのホロコーストがいかに遂行されたかを、証言、回想録、日記、絵や詩などの資料を駆使して明らかにする。
 犠牲者にはユダヤ人以外にもシンティ・ロマ(ジプシー)や障害者もいたこと、また、子どもの「出て行けユダヤ人!」ゲームも取り上げるなど、内容は詳細かつ具体的だ。

2006年08月23日

「血の聖壇」加治将一

 ロス近郊で、アジア人らしい男性のバラバラ死体が発見された。
 日本領事館の、警視庁出身の星子領事は、ロス在住の日本人実業家が行方不明になった事件の解決を求められていたが、遺体は別人と判明。
 頼りになるはずの日系警官も辞めたといわれ、消息不明だ。
 星子は手当たりしだいに捜査の手を広げるが、第2の死体が……。異色探偵が活躍する、国際色豊かなスリラーだ。

2006年08月22日

「北夷の海」乾浩

 文化5年春、下級役人の松田伝十郎と間宮林蔵は、樺太が半島か島かの検分のため、現地へ向かった。
 伝十郎は西海岸を、林蔵は東海岸を進む。
 伝十郎に先んじて手柄をたてたい林蔵。だが、荒れる天候に苦しむ。
 東韃靼の山河が見えるラッカ岬に進んだ伝十郎は叫んだ。
 「あっ、島だ!」。
 一方、林蔵は……。
 二人の苦難の行程と葛藤、そして人間像が活写され、生き生きと描き出されている。

2006年08月21日

「論破できるか!子どもの珍説・奇説」松森靖夫編

 例えば「宇宙人がいる確率は2分の1だ。だって『いる』か『いない』かだから」という珍説。
 その伝でいくと降水確率は常に50%になり、天気予報は成立しない。
 宇宙人がいる確率を、地球の人類を基準に考えると、
  1. 液体の水が存在できる温度
  2. 呼吸に必要な酸素の存在
  3. 高等生物に進化するための十分な時間の長さ
等、地球に似た条件の惑星の存在確率が問題になる。
 大人も誤りやすい科学の問題を分かりやすく解説してくれる。

2006年08月20日

「アユタヤから来た姫」堀和久

 江戸の初期、山陰の鹿野藩・亀井家に、シャム王国のアユタヤから、王統の血を引く娘サクラが嫁いで来た。
 異国人への周囲の警戒心や幕府からの圧力など、サクラは様々な苦難に直面する。
 さらに大坂夏の陣などの事件にも遭遇。
 しかし藩主の長男である夫・八郎右衛門を信じ“日本人”として健気に生き抜く。
 実際に、海外貿易で雄飛した鹿野藩の事跡をもとに構想された時代小説。

2006年08月19日

「ダーウィンの剃刀」ダン・シモンズ

 カリフォルニア各地で新手の保険金詐取事件が頻発する。背後に大きな組織があるらしい。
 保険会社の調査員ダーウィンが銃撃されたのは、彼らの手口のほころびを見つけたからなのか?
 州検事局の捜査班と協力して、ダーウィンは事件の洗い直しに着手。だが、必殺の狙撃者が向けられる……。
 斬新な趣向のエピソードが満載だ。

2006年08月18日

「坊ちゃん忍者幕末見聞録」奥泉光

 医術を志す出羽庄内の駆け出し忍者・松吉は、剣術修行に出る庄屋の息子・寅太郎の付け人として、共に京を目指す。
 途中、寅太郎は「尊皇攘夷の一隊に入る」と本心を打ち明ける。
 松吉は念願の医家書生に。陰謀渦巻く幕末の京で迷走する2人。
 新撰組や幕末の知名人が登場し、ユーモアと風刺がきいて痛快だ。
 軽妙な語り口で一気に読ませる歴史ファンタジー。

2006年08月17日

「虚貌」雫井脩介

 一家4人が殺傷された事件から21年。主犯とされた荒勝明が出所した直後から、共犯者たちが次々と殺害され始めた。
 荒の犯行とみて警察は捜査するが、老刑事・滝中は21年前の記憶をもとに独自の追及を試みる。
 加害者、被害者、そして追跡者、それぞれの人生模様が複雑に絡み合いながら、事件は意表の結末へなだれ込む。
 類まれな犯人像を作り上げた長編ミステリー。
プロフィール
etacky エタッキー
 地方在住者。
 若干、活字中毒気味。
 ただし読書速度は速くはないので、気ままに読み進めています。
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